MEMBER
実行委員長
今井 浩恵

世の中をしあわせにする
2019年、SHIROのリブランドを終えて私は燃え尽きていました。10年間、我が子同然であるSHIROのブランド作りに没頭し、ふとまわりを見渡したときに、10年前と変わらない風景に愕然としました。遊具が壊れ公園で遊べない子どもたち、いがみあう大人たちのニュース、教育における地域格差、夢をもてない子どもたち。あげればきりがないくらいのいい変化ももちろんありますが、果てのないほど気になることも溢れていました。365日24時間、世の中が笑顔で満ち溢れるように、社会がステキになるように、そんな想いのもと、製品づくりをしてきました。製品を通じて世の中をしあわせにしたいと思い続けたその想いを、これからは街づくりを通じて、世の中をしあわせにしたい、そう思っています。
みんなのすながわプロジェクトで叶えたいこと
「世界中から多くの人が訪れる街にする。」
なんと大それた、と感じますが、26歳で社長になったときも、LAURELというブランドを作ったときも、最初わたしのまわりの大人たちは不安そうに目をまるくしました。今回はそれ以上の反応です。だからこそ、叶うと思うのです。新たに出逢った志溢れる砂川の仲間たちと一緒に、この街の魅力を最大限引き出し、みんなの想いを昇華させていったその先に、たくさんの人が訪れる街になっていると思うのです。
あなたにとって砂川市とは?
砂川の水と空気で作ることができたから、SHIROの製品は世界中に羽ばたくことができました。私は砂川で初めて就職し、結婚、妊娠、出産、育児と人生の20年間をこの地で過ごしました。仕事が楽しいと知ることができたのも、製品が世界中に羽ばたくことができたのも、砂川が持つ、人、空気、環境全てのお陰です。だから、この砂川に人生の全てを注ぎます。
PROFILE
1974年 北海道旭川市生まれ。1995年 株式会社ローレルに入社、2000年には26歳で社長に就任。「自分たちが毎日使いたいものをつくる」という想いのもと、2009年にブランド「LAUREL」を設立、ブランド設立10周年を迎えた2019年には社名を株式会社シロに、ブランド名を「SHIRO」に変更。2021年7月よりブランドプロデューサーに就任しクリエイティブ統括に専念、みんなのすながわプロジェクトを始動。
TALK SESSION
対談「自分を素直に表現できる街にしたい」